花火
花火は夏や夜の風物詩ですね。
夏になると日本のあちらこちらで花火大会が行なわれます。
ダイナミックで何よりも夜空に打ち上げられるあの光がきれいでとても好きです。
花火がすべて打ち上げられた後の儚さも私は好きです。
花火を見た後はなんだか心が洗われた気がします。
手持ち花火も夏は人気です。
夏の夜の公園では、誰かが必ず花火をやっています。
手持ちで行なう花火は夏の夜だからこそ楽しめますよね。
子供の頃は花火が楽しみで、いつも父親にせがんでいたのを覚えています。
線香花火などは誰が一番長く点けていられるかを競ったりしたものです。
あれは、45度の角度に傾けてると一番長持ちするようです。
機会があれば一度試してみてください。
こうした豆知識は、意外に評判がいいのですよ。
全国の花火をストリーミング放送するチャンネルやサイトは無いのですかね。
さて、イベントと一括りにしても、第三者が企画するものから自分自身のことまで、いろいろあると思います。
人生最大のイベントは、「自宅購入」「結婚」でしょうか。
特に結婚については、近年はハードルの高いものという意識が浸透しているのか、難しくなっているみたいですね。
周りの声に踊らされているだけなのかも知れませんよ。
結婚についてポジティブな人とネガティブな人がいますが、まずは経験者の話しか説得力は無いことを知りましょう。
独身同士が語ったところで、妄想でしかありませんからね。
線香花火について
線香花火が好きなのである。
辛気臭いと言われるかもしれないが、花火の本来持つわびさびを一番コンパクトに体験できるのは線香花火であるからだ。
一瞬華々しく咲いて、ぽとりと散る。
ほんの少しの残像という余韻だけを残して。
こんな人生みたいなものが花火のほかにあろうか。
線香花火はそれが自分の目の前で繰り広げられるところに尚一層の哀愁を感じる。
玉は大きすぎればすぐに落ちるし、小さすぎると火花があまりたたない。
揺らしてもだめ。
何もしなくてもすぐに終わってしまうのもあるし、驚くほど長く保つものもある。
何と教訓に満ち満ちていることか。
まあそんなことは、花火をやっているときには考えもしないが…。
とにかく、線香花火には味がある。
と色々言っても決して、他の手持ち花火が嫌いなのではない。
あの豪華で明るい花火たちを一通り堪能した後(ファミリーパックで売られている花火を想定していることは言うまでもなく)、最後のシメのラーメンのように線香花火を楽しむ。
これがフルコースというわけであるから、線香花火のよさを引き出すためにも、それ以外も大切なのである。
だから、まずは他の手持ち花火を、という流れなのであるが、いかんせん私はやけどが怖い。
理科の実験でマッチを擦って、自分の人差し指まで燃やしてからというものどうも火を使ったものに必要以上におびえてしまうのである。
線香花火以外の手持ち花火というのは明るく派手なものが多く、どうしても火花の勢いも尋常でなし、「まだ終わらないのか」と不安になるほど根元近くにまで火薬が入っている。
だからそれに比べて至極控えめな線香花火を好むのも、言ってみれば結局は私の小心具合のなせる業かもしれない。