音楽の力

あまりに忙しい一日を過ごして、しかも仕事に集中しすぎてもうろうとする頭をかかえて、ふらふらと仕事の後などに買い物の為に店に立ちよった際ふと違う世界をもった優しいメロディが自分を取り囲んできて力がふっと抜けることなんてないでしょうか。

言葉で音楽を語るのは難しいことですが、ある歌などは自分の生活リズムとは全く違うリズムを持っていて、ふとその違うリズムに聞いている人を引寄せ体に入り込んでこようとしてきます。

またあるメロディは自分を奮い立たせもっと前向きにもさせてくれます。音楽の好みは人により違うにせよ、その力はどれも大きく、言葉で語られるよりもよっぽど心にすんなりと入ってきます。
それゆえ疲れた心身を癒す力をも持っているといえましょう。

あまり自分から聞く人は少ないかもしれませんが、たまにはクラッシック音楽なども私たちにリラックスする時間を与えてくれると思います。
何しろオーケストラの楽器の殆どは自然界や動物の毛を利用したりしていて、まさに地球から優しい音（時には情熱的な音）を作りだしていますから疲れた心身を癒してくれるでしょう。

もちろん人によってはロックやヘビ－メタル、テクノミュ－ジックなど、機械音でだって癒される人がいると思います。
自分のリラックスできる音楽は何でしょうか。一日の終わりに心身ともに音楽のシャワ－をあびてリフレッシュするのも時には必要でしょう。

心が落ち着く音楽や歌がある

どんな時でも、聞くと心が落ち着く音楽ってあるものですよね。
ざわめく心を平らにしてくれたり、歌詞に励まされることもあります。
音楽を作る仕事に携わっている方々は、やっぱり凄いなとつくづく思います。

生きていると、本当に色んなことがあってその度に一喜一憂します。
まるで見えない何かに、動かされているような気さえしてきます。
私たちはただそれを受け入れ、じっと耐えるしかない時もあれば、立ち向かう勇気を持たなければならないこともあります。
それでも、いつもいつもすぐにそんな風に思えるものでもありません。
この先どうやって進んで行こうかと、恐ろしくなったり泣きたくなることだってあります。
そんな時、ふと耳に入ってきた音楽や歌に励まされたり慰められることもあります。
歌詞のワンフレーズにはっとしたり、教えてもらうこともあります。
そうやって、何とかやっていけることも無いわけではありません。
まるで魔法の何かのようです。
悲しいことがあるからと言って、楽しいことも嬉しいことも全部捨てて真っ暗な中で過ごすような生き方をしていた時もありました。
と言うよりも、苦しい時はそれしか目に入らず、本当は良い事だってあるのに見えなくなってしまうのです。
でも今は違います。
苦しい事や悲しいことがあっても、だからと言って良い事や楽しくなれることを手放したりはしません。
それも大切に味わい、どちらにもしっかりと向き合っています。
それができるようになったのはつい最近のこと。
この年になって、ようやく気が付いたことでした。
それもまた、ある歌に教えてもらったことです。