創業150年の老舗酒蔵の蔵開き
私の自宅から約10分のところに、江戸時代から続く老舗の酒蔵があります。
それまで日本酒には興味のなかった私ですが、友人のご主人の誘いもあって、家族で蔵開きに行ってきました。
酒蔵での蔵開きは、今年で8年目を迎えます。
当初はじめたころは、参加者はわずかだったそうです。
しかし、今では最寄のJRの駅からバスが出るほどの大盛況ぶりです。
ガラスのおちょこを100円で購入すれば、できたばかりの新酒から甘酒や梅酒まで何杯でも飲めます。
お酒の麹を利用して作った「あんぱん」や、天然水使用の豆腐、国産大豆でつくった醤油、地元の鶏の使用した焼き鳥など、いろいろな模擬店も参加しています。
ちょうど梅の咲くころ、酒蔵の庭に咲く梅の香を楽しみながら一杯のお酒を飲む、なんという贅沢でしょう。
このように風流な飲み方をする人だけなら、本当に良いのですが、学生のように勢いやカッコつけたがりの粋がった飲み方をしている連中を見るのは、ちょっと耐えられないですね。
大体、学生の新人歓迎コンパなるものは、お酒が登場して良いのでしょうか。
強制的に飲まされたりするのは、当たり前と思っている新人もちょっと考えたら、わかるでしょうに。
未だに、お酒を飲む練習をすれば、肝臓が鍛えられるというバカな思考を持っている男性が多いようですが、こういう男性に引っかかる女性は、相対的に苦労させられるようですね。
酒の席
年も明けて、新年会などの場に呼ばれる事もあったが、私自身そういった席はあまり得意な方ではない。
単にお酒自体がそんなに得意ではないというのもあるが、大勢で飲むのが好きではないのだ。
酒ではなく場所の空気に酔い、さほど飲んでもいないのに疲れてしまう。
だから、割と普段会社の人に誘われても断ることが多い。
つきあいが悪いのだ。
もちろん、忘・新年会や新たしく入ってきた人の歓迎会、異動や退職をされる方の送別会などには顔を出す。
そういう目的で設けられた一席ではなく、仕事帰りの「一杯」にはほとんど行ったことがない。
今思い返しても、数えられるくらいの数しか行った覚えがない。
最近では周りの人たちも乗らないことを理解したのか誘ってくることもなくなった。
これから飲みに行こうと話してる人たちに「いってらっしゃい」とまで言って、そそくさと家路につくようなやつなのだ、私は。
どちらかというと少人数、2,3人で飲むのが個人的にはベストである。
気心知れた友人と気軽にそんな気張らずにいけるようなところへ飲みに行く。
こういったメンツならば家飲みだってかまわない。
むしろ家飲みの方がいいかもしれない。
不思議とそういう場でならお酒も楽しいものになる。
多分、飲む量は普段とそんなに変わらないのかもしれない。
飲めないのは分かっているので、無理なことはしないのだ。
それでもダラダラとくだらない話しをしながら、ちびりちびりと飲むのは嫌いじゃない。
ただ、いわゆる会社の飲み会でも友達との飲み会でも勘弁して欲しいのは、飲み過ぎた人たちの相手だ。
あれは本当に面倒くさいことこの上ない。
つぶれてしまったときなど最悪である。
そして、当人がこちらにかけた迷惑を覚えていることはほとんどない。
何でもそうだが、お酒はほどほどにしておいて欲しいものだ。