何のために人は生活するのか
睡眠不足・睡眠が足りていないと言われる現代人。
でも、そんなことは言われなくても分かっているのです。
誰だって寝られるものならたくさん寝たいのです。
睡眠時間は仕事の多忙さや不況による収入維持の難しさによって、どんどん削られていると思います。
働かなければならない時間が長すぎて、遊ぶ時間を確保するには寝る時間を削るしかありません。
そうすると体が休まりません。
遊んで疲れることは社会的に考えて否定されがちですね。
生き方は仕事が優先。
働いて休んで、仕事に支障がでるなら遊ぶなと言われてしまいます。
でも、ちょっとおかしくありませんか。
人は生きて楽しく過ごしたいがために働いているのです。
働くために生きているのではありません。
豊かな生活を送るためには住まいが肝心。耐震・防犯に優れた3LDKの間取り。
生きるために働いているのですから、忙しさに負けてそれを忘れないで欲しいと思います。
現実は、仕事に使われている人が多いのも事実です。
仕事をコントロール出来ているのは一部ですが、なぜか、このタイプの人は敬遠されるんですよね。
楽して仕事は出来ない、という思い込みによるものでしょう。
それならば仕事の省力化や効率化を進めずに、全て徒手空拳でやればいいのですよ、楽をしたくないならば。
もう完全に妬みなんですよね、仕事をコントロールしている人に対しての。
雇用者と被用者の区別もつかない人が多いのは、仕事に対する職業観などを子どもの頃から話し合っていなかったからでしょう。
生きて行くために
私が就職を意識したころはまだ売り手市場で、先輩達は大した考えもなく大手企業に入って行った。
何も考えずに就職したわけではないが、売り手市場特有の大企業信仰の元の考えだったと思わざるを得ない。
私は幸か不幸か「就職氷河期」というものに飲み込まれたため、大企業に入るということについて、きちんと考えなければならない状況に陥った。
本当に自分のしたいことはなにか、あと40年近くも「やりたい仕事」ではないことをやり続けるのか。
真剣に考えた結果、私は子供の頃から好きだったことを仕事にすることに決めた。
そのための学校にも再度通った。
好きなことの勉強は心から楽しめたし、これから同じ世界で勝負し続けるであろう仲間もできた。
引っ込み思案な部分が先に出てしまう私が決断した人生の大きな転機だったと思う。
今となっては、「就職氷河期」に感謝すらしている。
しかし、現実は甘くはない。
好きなことを仕事にするというのはそう単純ではなく、自分のスキルや仕事の需要、ライバルの多さに少しくじけそうになりながらも今を生きている。
だから、大層なことは言えないが、少しは自分の力で稼げるようになってきた今、伝えたいことがある。
会社に務め、方法論を学んだり、スピード感をアップさせたりすることもとても大事なことだが、後輩たちには自分自身の力で仕事を取ってくることができる強さ、またその快感を知ってほしい。
また、初めのうちは上手く行かない者もいるだろうから、そういう人には収入を分散させる工夫もしてほしい。
昔のように、「皿洗いしますんで」と言って仕事が貰うことはなかなか難しい現代だが、逆にインターネット上には遊びとも言えるような仕事でお金を得ている者もいる。
自分のやりたいことを仕事にするために、うまく生きていって欲しい。