狂言とは

狂言は一般的に猿楽能の滑稽な部分をクローズアップした、室町時代から続く喜劇です。
狂言は場所や名称では固有名詞をあまり使わず、子供に聞かせる昔話のように抽象的に表現することが多いです。

出だしのセリフで多いのは「このところのものでござる」
このあたりに住んでいる者です。
という意味です。

登場人物は主に、太郎冠者、女(女房)、主人、大名、山伏、動物。
稀に鬼や神様が登場します。

一番登場回数が多いのが、太郎冠者。
これは主人に仕える家来、息子など、身分はそれほど高くなく、ちょっと間が抜けていて、酒好きだったり、ずる賢かったり、お調子者で等身大の身近な人物です。

頭に白い布を巻いている登場人物が女です。
女はたいていガミガミとやかましいヒステリックな設定です。

主人、大名は好人物というよりは、身近にいる気が弱かったり、容量が悪かったり、無駄に偉そうにしている中間管理職のような設定が多いです。
室町時代から現代まで、人間の特徴はあまり変わりがないのかもしれません。

どこにでもいそうな人物達が、日常の諸問題に取り組みます。
しかしいつもそれはシリアスにはなりきれず、ちょっと間が抜けていて、時に豪快な勘違いが問題をさらに大きくしたりします。

そんな“滑稽”を追求した舞台が狂言です。
婚約者と観に行きたいですね。

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