春の薪能

野外に舞台を作って能や狂言をする「薪能(たきぎのう)」が好きです。
じっくりと鑑賞するには屋内で観る方がいいと思うのですが、夕暮れから夜にかけて寺院やお城の前などで行われる薪能は独特の雰囲気があります。

薪能は文字通り、薪を焚いて明かりを取って舞台を行います。
だんだん暗くなっていく中、薪が燃える炎に照らされた舞台は、ほんの数メートル先のことなのに本当に別世界のようです。

幽玄の世界というものはこんな感じなのかとイメージが広がります。
ほの暗い中で見る能面はまた人口の光の下とは違って、神様はより神様らしく、幽霊はより幽霊らしく見えてきます。

ただし、能の舞台のハイシーズン、春に行われる薪能は半端なく寒いです。
舞台を見ている最中は座りっぱなしで基本的には動けないので、軽装備で行った時は本当に後悔しました。

冬山に登るぐらいオーバーな防寒が薪能の必須アイテムです。
命がけというのは大袈裟かも知れませんが、心底、身体が冷えてしまったので、さすがに翌日は体調不良でした。

体験してみないとわからない事は、世の中たくさんあので、これも経験に繋がると良いかなと勝手に思っています。
後悔はしてませんよ。

難しそうなことでも、紐解強いてくれる第一人者が必ずいるので、そういう人はプロ中のプロと言われるのでしょうね。

お芝居観劇旅行

心の底から大好きな役者さんがいます。
今度その役者さんが都内の劇場で舞台に出演します。
自分は地方に住んでいるので、東京は遠い場所です。

そんな時、私はまず舞台の日程を調べて自分のスケジュールを調整します。
都合が悪ければ、多少職場に無理を言ってでも休みを確保して、自分が観に行く日を決めてチケットを買います。
チケットが買えたら今度は往復の交通手段を確保します。

利用するのは安価な夜行バスで、電話で予約します。
必要な用意ができたら、自分の準備をします。
当日のファッションを考えたり荷造りしたり。

あとは、舞台を観るその日になるまで、ひたすら馬車馬のように仕事を頑張るだけです。
そして舞台前日、夜行バスの中でたっぷり一晩睡眠を取ります。

舞台を観劇する当日。
私は晴れやかな顔で意気揚々と、大好きな役者さんの演技を、お芝居を堪能します。
興奮冷めやらぬまま再び夜行バスに乗って帰ります。

頑張って、頑張った自分へのご褒美を与えるのが私の観劇スタイルです。
準備は全てネット通販で調達します。
少しずつ準備をするのがワクワク感を煽って、非常に楽しいのですよ。

遠足を前にしてソワソワしている小学生のような感覚でしょうか。
しかし、もう大人ですから、前日は眠れないということにはなりませんけど、やはりテンションは高くなりますね。
みるみるうちにネットショップの買い物カゴにアイテムが溜まっていきます。

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