セミナーは誰のためか
つねづね職業安定所の親切丁寧とは言えない対応に疑問を感じていたのだが、先日、安定所の職務怠慢ぶりがニュースになっていた。
私は「やっぱり」としか思わなかった。
職を求めて就職活動のために、毎日せっせと通い仕事を探す希望者に対するずさんな対応が目立っていたらしい。
とにかく早く仕事を決めさせようという気持ちなのか、希望職種と180度違う職種でも勧めたりしていたらしいが、それで採用試験を受けに行き受からなければただの無駄骨だし、受かったところで希望しない職種で働かざるを得なくなるなんて不幸以外の何物でもないではないか。
ところで職業安定所では、就活対策としてさまざまなセミナーなどが行われているが、参加したことがないので分からないが、その内容も本当に求職者のためを思って行われているのだろうかと疑ってしまいたくなる。
起業セミナーの節税などの方が、かなり役に立った記憶がある。
恐らく失業者は増えることはあっても減ることは無い。
なぜならば戦後の教育が、決められた時間に決められた事をきっちりとやる歯車としての訓練しかしてこなかったからである。
大学になってようやく単位の取得計画を自主性に委ねられるのは、実は遅すぎるのだ。
誰かに計画して貰わなければできない人間が増えすぎた。
これは計画する者からすると非常にやりやすい。
使われて喜ぶ人が多いと、使う人間の優位性が益々助長されるからである。
ロジカルシンキング研修
上司のすすめで、ロジカルシンキング研修というセミナーを受講しました。
私が勤めている会社の社長がよく言う言葉のひとつに、「論理的思考」「ロジカルシンキング」というものがあります。
論理的思考を身につけ、業務に生かす・・・ひとくちに言っても、大変なことです。
私は特に論理的な考え方というものができなくて、いつも上司にお小言を言われています。
ロジカルシンキングに必要不可欠な、物事の本質を見極めるための「なぜ?」が苦手で。
なぜ?なぜ?ばっかり言われると、頭の回線がこんがらがって、パンクしそうになっちゃうんです。
よほどの単細胞なんでしょうね・・・。
そんな私に、上司から「今度ロジカルシンキング研修っていうセミナーがあるから、行ってきたら」とのお言葉が。
詳しく聞いてみたら、市で定期的に行っている社会人向けのセミナーだそうで。
そういうセミナーとか、就職に有利な資格のセミナーとか、様々なことをやっているらしいです。
勉強になりそうだし、行って損はないだろうと思い、行ってみることにしました。
当日、どうしても外せない用事ができてしまい、半日だけ受講させていただきました。
前半は座学、後半はグループディスカッションでした。
私は座学のみの受講。
仕事の場で起こりがちなトラブルを想定して、現状把握、原因の追究、解決策の提示、同僚、上司への説明、施策の実行など、ステージを分けてひとつひとつ丁寧に説明してもらいました。
論理的な考え方のポイントは掴めたような気がします。
セミナーを受けて思ったんですが、私の場合考えていくうちに本質がずれてしまいがちなんですよね。
そこに留意しながら突き詰めて考えるようにしていけば、論理的思考が身につくのではないかと。
身につけるのは大変だと思いますが、せっかく受けたセミナーが無駄にならないように、日々精進したいと思います。