ビジネスモデルの重要性

ビジネスモデル無くして、ビジネスの成功は有り得ないのではないでしょうか。

今更説明するまでもありませんが、ビジネスモデルとは、簡単に言えばビジネスの仕組みであり、利益を上げるポイントや事業の在り方などを指しています。

これは特に起業を目指す人には最も重要なファクターであり、いわゆるノープランで、フランチャイズのように起業や経営のサポートがあったとしても、事業継続は難しいでしょう。

フランチャイズは、既に開業までの準備や一般的なマーケティングのノウハウを提供してもらえることがありますが、客層や商圏エリア等を分析するのは、そこに開業する経営者、つまりはフランチャイジーの仕事です。

極端な話をすると、東京と地方では、商売の仕方は違います。
地域ごとに独特の商習慣がありますし、何よりも人口の構成が違えば、同じ手法が通用するはずはないのです。

もっと極論すると、1社または1店舗ごとにビジネスモデルは異なるものと考えても、間違いは無いはずです。

現に、全国にフランチャイズ展開している企業の各店舗の売り上げにはバラツキがあります。
これはビジネスモデルが大まかには同じでも、細かい部分で異なっているからです。

ビジネスモデルがしっかりしていれば、後は、実務に落とし込むだけですね。
それと肝心なのは、やはり集客でしょう。
集客力が無ければ、例え良い製品やサービスであっても、関心を持たれることは無いでしょう。

地域通貨

近所では、古新聞を地域通貨に交換できるシステムが人気である。
月に一度、スーパーの駐車場の一角に体重計を持ったおじさんがやってくる。
体重計は、古新聞の重さを量るためのもの。みんなこぞって、古新聞を持っていく。

家族連れは自転車のかごに入れてきたり、おばあちゃんは手押し車に乗せてきたり。おじさんは、新聞の重さを体重計で量ったあと、持っている携帯電話から、ネットバンキングに貯金するようなシステムで、それぞれが今まで持ってきた新聞の重さを管理してくれている。

そして、ある程度の重さが貯まると、それに応じた地域通貨を発行してくれるのだ。
その地域通貨は、公共交通機関のプリペイドカード購入時やチャージする時に使えるのである。
これが人気の秘密である。

おじさんは非営利目的のNPO法人に所属している。
人に喜ばれ、古紙回収や公共交通機関利用ができる地球環境に優しいビジネスを考え出したことは、とても素晴らしい事であるし、このシステムが広がることを望んでいるところも、とても尊敬できる。

このように大企業の参画が難しいビジネスでも、小さな企業ならビジネスチャンスとなることが、多く存在しているはずだ。
要するにビジネスモデルが秀逸であれば、急速に認知され、事業も拡大傾向となる。

もちろん集客することは言うまでもないが。
お客さんが居なければ、ビジネスモデルが秀逸でも商売は成り立たない。

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