倒産と民事再生法

うちの営業所の一番のお得意様が不渡りを出し、上司が何やらバタバタしているなと思っていたら、最終的には民事再生になってしまった、と言っていました。

倒産したら会社は無くなるもんだとばかり思っていたのですが、その会社からは相変わらず品物の注文が来ています。
倒産と言っても、民事再生になればそのまま経営は続けることができるのです。

しかし実際はただでさえ代金を踏み倒された形になった債権者たちに、さらに協力をお願いすることになり、そこが一番難しいところ。
私の上司も少しでも回収しようと社長と一緒に走り回っていましたが、わずかしか回収できず悔しい思いをしたようです。

それでも社長がお得意様に情をかけたのか、再建に向けて積極的に協力しています。
再建するにおいては、過去の経験を活かすことはあっても、過去に囚われないようにしなければなりません。
失敗の経験を再び繰返すことになるので、考え方を切り替える必要性があるというのが、社長の決意の現れでした。

これからは外部からのインテリジェンスを積極的に受け入れることも、大きな方向転換でしょう。
これまではワンマンぶりが目だって、周りの意見を聞かなかったことが倒産の要因でもあったと、やっと認識したようですね。

ワンマン社長は全国至る所にありますが、柔軟性が無いと社員の仕事ぶりにも現れますね。
モチベーションの維持は大切ですから、やる気を引き出すには、社長はあまり口を出さない方がベターでしょう。

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